ロレックス ディープシー 126660を徹底解説!
2年前は新型デイトナ の発表。昨年は赤シードの復活が注目されました。
バーゼルワールドにおいて時計ファンが関心を寄せるのは、ロレックスがどんな新作を発表するのかということ。
新作ディープシーは旧作からデザインがほぼ変わっていないため、一見マイナーチェンジのような印象を受けます。しかし、性能面では大幅な進化を遂げました。
そして、今年のバーゼルは新作GMTマスターII 126710BLROが話題となりましたが、ディープシーの新作が発表されたことにも注目が集まっています。
今回は新作ディープシーの進化したポイントを解説していきます。
新作ディープシー ROLEX/126660 スペック
ラインナップは旧作と変わらず「黒」「D-blue」の2つのバリエーション。これまでにも細かなマイナーチェンジが行われたことはありましたが、リファレンスナンバーを変更したのはこれが初めてです。
つまり、10年越しの第2世代の登場ということになります。
ディープシーは2008年にプロフェッショナルダイバーの為に作られた潜水時計です。3,900mという優れた防水性能に加え、デカく厚い男らしいフォルムが人気を博しています。
まずは簡単にスペックをご紹介いたします。デザイン性や操作性に大きな変化はありませんが、ムーブメントに最新ムーブメント「cal.3235」を搭載しています。
型番:126660
モデル:シードゥエラー ディープシー
素材:オイスタースチール
文字盤:黒/青
ケースサイズ:44mm
ムーブメント:キャリバー3235
パワーリザーブ:約70時間
防水性:3,900m
週末にゼンマイを巻かなくても月曜日まで時計は動き続けるため、より使い勝手が増しました。
注目したいのは旧モデルでは48時間だったパワーリザーブが、「cal.3235」を搭載したことで70時間に伸びていることです。
バーゼルワールド2018 新作ディープシー 126660 の特徴
新作ディープシー 126660は旧作と比較すると、
・ケースラグの細かなデザイン変更
・ブレスレットが幅広になった
といった変更が施されました。
ただ、視覚的には旧作から殆ど変わったようには見えず、ほぼ一緒といっても過言ではありません。
そのため、新作ディープシーは機械が進化したモデルだと思って頂ければ良いと思います。
新作ムーブメント「cal.3235」
新作ディープシーの魅力は新世代ムーブメント「Cal.3235」を搭載していることにあります。
このムーブメントの凄いところは何といってもパワーリザーブの長さです。
これまでのディープシーは約48時間のパワーリザーブに留まっていましたが、「Cal.3235」は70時間へと大幅に性能アップ!
Cal.3235は昨年のバーゼルワールドで発表された赤シード Ref.126600にも搭載された高性能ムーブメント。
まさに「ロングパワーリザーブ」といえる仕上がりとなっています。
また、パワーリザーブだけでなく「脱進機」も進化を遂げています。
旧ディープシーに採用されていたcal.3135には標準的なスイスレバー脱進機が使われていましたが、新しく搭載されたCal.3235にはクロナジーエスケープメントと呼ばれる革新的な脱進機が採用されています。
この機構は脱進機自体を「軽量化」し、運動効率を高めたロレックスならではの革新的機構です。
効率化されたCal.3235の精度は公認クロノメーターの約2倍に設定されており、安定性はより一層信頼できるものとなりました。
ディープシー116660の動向と126660の日本入荷時期
ロレックスは新作が発売されると旧作の価格が上昇する傾向にありますが、今回廃盤となった116660も例にもれず、価格が上昇していくと思われます
ディープシー126660の発表に伴い、旧作116660の廃盤が決定しました。
ROLEX/116660は廃盤が予想されていたため、今年に入ってからジワジワと価格が上昇していました。
ただ、ROLEX/126660とROLEX/116660はデザインに殆ど変更がないため、今後旧作の価値が大幅に上昇することは無いようにも思えます。ある程度時間が経つにつれ、相場は落ち着くと予想しますが、こればかりは実際に時間が経過してみなければわかりません。
最後に
バーゼルワールド2019において注目を集めた新ディープシーROLEX/126660はロングパワーリザーブを得たハイスペックモデルです。
精度の安定性や耐久性も向上しており、より使いやすい時計となりました。
デザインは旧作とほぼ変わらないため、これからディープシーの購入を検討されている方は「ROLEX/126660」を購入するのがベストだと思います。
出典:gzkopi.com